Tech と Culture

テクノロジーとカルチャー

Proof of me

以下のブログ記事でも色々書きましたが、Bitcoinの裏側で用いられているBlockchain Technologyは権威者のいないP2Pネットワーク上でクリティカルなトランザクションを実行することができます。

Ethereum(3) Bitcoin2.0の本命 Ethereumとは何か - Tech と Culture

 

その性質を通貨以外の物に適用するBitcoin2.0という動きは海外で加速しています。

日本でもビットコイン本やブログで有名な大石さんと北海道のエンジニアの須藤さんがブロックチェイン上に短いメッセージを埋め込むことができる proof of meというサービスを立ち上げました。

Proof of Me - 永遠にあなたの言葉をのこそう

現在は基本機能のプロトタイプのみですが、これから色々サービスが創られていく予定です(私も少し関わってます)。Blockchain上にメッセージを残すということは、あるタイミングであるメッセージが存在していたということをアルゴリズムで保証されるということです。

あるタイミングでの存在証明は、現在でもお金を払って行っている人たちや、証明をビジネスにしている人たちがいます。それをBlockchainを用いてSmart Contractで実現するということは

•人間の手間が入らず自動執行される(簡単に登録できる)

•現在より低価格で実現できる

という性質を持つことになります。

それによって、現在の存在証明ビジネスを使いたいけど、手間を考えると使えないと考えていた層が簡易に使用できるようになります。今まで無かったマーケットが立ち上がり、社会はより良い方向へ向かうことになります。

Bitcoinのブロックチェインを使っているので、誰かがP2P認証網の51%を握る or 認証コンピュータが世界から一つも無くなる or 誰かがBlockchainアルゴリズムを破る が起きない限り数学的に存在証明されます。現在は法的根拠にはならないかもしれませんが、Blockchain technologyの意味が社会に認知されるとともに法的な根拠になっていくと自分は思っています。

いよいよ日本でもBitcoin2.0が動き出しているという感じです。