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必要なソフトウェアのダウンロードとインストール GR-XC3S-1500(Xilinx)編

FPGAにLEONシステムをマッピングして、Linuxをブートさせるために必要なソフトウェアをインストールします。
GRLIBは様々なEDAツール等をサポートしていますが、ここでは最低限のものをインストールします。
このエントリはXilinx FPGAを用いた場合です。

使用するソフトウェアは以下のものです。

(1) Xilinx ISE WebPack (Linux版)
(2) GHDL simulator
(3) Bare-C cross compiler system for LEON
(4) GRMON Debug Monitor for LEON systems
(5) snapgear linux for LEON
(6) LEON GLibC Cross-compiler (gnu tool chain)

(1)は、Xilinx社提供のFPGAマッピングツールの無料版です。
XilinxのHPからダウンロードしてインストールします。Version11.4がgaisler researchより公式推奨されていますので、そちらをインストールします。

(2)は、有名なオープンソースVHDLシミュレータです。
GHDLのHPからダウンロードしてインストールします。GUIによってLEONシステムをコンフィグレーションした後にシステム動作確認プログラム込みで全体のRTLをシミュレーションしてシステムの整合性を確認するために使用します。

(3)は、OS無しで動作するLEONプロセッサ用のCコンパイラです。GHDLでシミュレーションする動作確認プログラムをコンパイルするのに使います。また、コンパイルした後のバイナリは、シミュレーションだけでなく実機でも動作しますので、FPGAコンフィグ後のハードウェアチェックにもつかえます。
gaisler researchのHPからダウンロードしてインストールします。

(4)は、FPGA上にマッピングされたLEONシステムとホストコンピュータから通信するために使用するソフトウェアです。評価版がgaisler researchから公開されています。このソフトウェアを通して、プログラムやLinuxのバイナリをFPGA上のメモリに転送します。また、FPGA上のレジスタの値等を見ることができます。
gaisler researchのHPからダウンロードしてインストールします。

(5)は、LEONシステム用のLinuxソースコードです。kernelのバージョンは2.6です。
gaisler researchのHPからダウンロードしてインストールします。

(6)は、LEONシステム上のLinuxコンパイラです。Linuxソースコードからコンパイルしてバイナリファイルを作成する時に使用します。
gaisler researchのHPからダウンロードしてインストールします。

以上のソフトウェアをインストールしたら準備完了です。