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Tech と Culture

テクノロジーとカルチャー

リーンスタートアップ手法とハードウェア

enchantMoon祭りと日本のハードウェアとプロダクト+アクティビティ の続き

今回は合ってるかどうか自分でも分からない。

ちなみにリーンスタートアップはここでは、小さい会社に絞ってない。以下の本に書いてある手法のこと。

          リーン・スタートアップ  ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

 

リーン・スタートアップの手法というのは以下のようなもの。

何か新しいプロダクトを開発する時に不完全な物でも良いのでとにかく動かしてユーザーに使ってもらう。その時に得られるユーザーからのフィードバックを元にプロダクトを変更して再びユーザーに使用してもらうということを繰り返して、ユーザーが喜ぶものを作り上げていこうという手法。

新しい物を作った時、作っている本人は「これはスゴイ」とか思って作っているんだけど、ユーザーのニーズとは違ったりする。逆に作っている方はおまけで付けた機能がユーザーに喜ばれたり、作った人間が考えてもいない使用法で人気が出たりする。必要の無い機能を創ることに時間をかけるのは無駄なので、早い段階でユーザーに使用してもらおうというのがキーの考え方。

で、このやり方はソフトウェアでは正しいやり方だと自分は思っているし、最近はかなりの人達が支持すると思う。

 

プロダクトを創る時に重要な軸が二つあると自分は思っていて、一つはユーザー体験の魅力。新規性が高いと皆驚いて喜ぶんじゃないか。もう一つはユーザーから見えない裏側の実装力。

ただ二つが完全に独立しているんじゃなくて、実装力が抜きん出て高ければ、実装力が高い人にしか思いつかない物を考えつけるし、物凄くユーザー体験が素晴らしい新しい物を思いつけば(それが実現可能なものならば)、実装力の高い人に手伝ってもらえるんじゃないかと思う。

Facebookの魅力は”世界中の人が情報発信して透明性の高い社会を実現します”っていうビジョンだと思うし、最初はそんなに難しい実装力は問われなかったと思うけども、今では物凄い量のデータをリアルタイムで扱う世界最高の実装力も持ってる。

 

で、その表側の”ユーザー体験の魅力”っていうのがフィードバック無しでは分からないので早め早めにリーン・スタートアップ手法を使って判断していくと。

 

この手法が一部のハードウェアに適用され始めてると自分は思っていて、例えば google glassなんかは、"こんな感じのスゴイもの作ったから何かスゴイ使い方考えてみてよ"ってのがgoogleからのメッセージ。

enchantMoonでもサッサと出荷したおかげで、こんな感じにフィードバックを貰えてる。

 

ただ勿論、あやふやなまま出荷して良いのは表向きの仕様のところであって、きちんと動作するという所はあやふやじゃない方が良いに決っている。とは言っても、ハードウェアの完成度を高めるには、試験->設計修正->製造->試験のループがどうしても必要で、それは時間とお金が物凄くかかる。

なので、プロジェクトのリーン・スタートアップのサイクルを早めることと、問題が発生した時にどのような影響があるかとか歩留まりとかとの両方を把握してコントロールするのがハードウェアのエンジニアには大事なんじゃないかと自分は感じてる。まあ昔からココらへんのことは皆考えていたことなんだと思うけど、特にリーン・スタートアップ手法のサイクルを早めることが重要になってきてるんじゃないかな。

(これはコンシューマーエレみたいなクリティカルじゃない かつ 表向きのユーザー体験の新しい魅力をソフトウェアが作り出している という物に限った話)