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LEONシステムのコンフィグレーション GR-XC3S-1500(Xilinx)編 2

MMUのコンフィグレーションに関する設定GUIが立ち上がりました。
leon-xconfig8.jpg
MMU有り無しを選ぶことができます。Linuxを動かすためにはMMUは必ず必要ですからここではEnable MMUはYにします。
(MMU無しの場合は、uClinuxというMMU無しのシステムのための特殊なlinuxを使用することができます。)
MMUも細かく設定可能ですが、ここでも設定を変更しません。
Next ボタンをクリックすると、Debug support unitのコンフィグレーションに関する設定GUIが立ち上がります。
leon-xconfig9.jpg
Debug support unitとは、LEON3プロセッサと密接に結合してregisterの値等を読み取り、ホストコンピュータ上で実行されているプログラム Grmon と通信を行うハードウェアIPです。以下にマニュアル中の概念図を示します。
leon-dsu.jpg
RS232CEthernet等、様々なインターフェースでホストコンピュータ上のプログラムGrmonと通信できます。
Debug Support UnitはAMBAマスターでもあるので、各種周辺IPのレジスタ値等も読み取ることができ、ホストコンピュータ上に表示することが可能です。
当然Debug support unitは使用します。ここも設定はこのままで Next ボタンをクリックします。
Fault tleranceに関するGUIが立ち上がります。
leon-xconfig10.jpg
SEUに対するFault tleranceバージョンのLEONプロセッサはGPLライセンスでは公開されていません。このGUIでは何も設定できません。
Next ボタンをクリックします。
leon-xconfig11.jpg
VHDLデバッグに関するGUIが立ち上がります。ここもこのまま変更しません。

ここまでで、LEON3プロセッサに関するコンフィグレーションが出来ました。次にAMBAバスに接続されるIP群に関してコンフィグレーションを行っていきます。

Next ボタンをクリックします。

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