LEONシステムのコンフィグレーション GR-XC3S-1500(Xilinx)編 2
MMUのコンフィグレーションに関する設定GUIが立ち上がりました。
MMU有り無しを選ぶことができます。Linuxを動かすためにはMMUは必ず必要ですからここではEnable MMUはYにします。
(MMU無しの場合は、uClinuxというMMU無しのシステムのための特殊なlinuxを使用することができます。)
MMUも細かく設定可能ですが、ここでも設定を変更しません。
Next ボタンをクリックすると、Debug support unitのコンフィグレーションに関する設定GUIが立ち上がります。
Debug support unitとは、LEON3プロセッサと密接に結合してregisterの値等を読み取り、ホストコンピュータ上で実行されているプログラム Grmon と通信を行うハードウェアIPです。以下にマニュアル中の概念図を示します。
RS232CやEthernet等、様々なインターフェースでホストコンピュータ上のプログラムGrmonと通信できます。
Debug Support UnitはAMBAマスターでもあるので、各種周辺IPのレジスタ値等も読み取ることができ、ホストコンピュータ上に表示することが可能です。
当然Debug support unitは使用します。ここも設定はこのままで Next ボタンをクリックします。
Fault tleranceに関するGUIが立ち上がります。
SEUに対するFault tleranceバージョンのLEONプロセッサはGPLライセンスでは公開されていません。このGUIでは何も設定できません。
Next ボタンをクリックします。
VHDLのデバッグに関するGUIが立ち上がります。ここもこのまま変更しません。
ここまでで、LEON3プロセッサに関するコンフィグレーションが出来ました。次にAMBAバスに接続されるIP群に関してコンフィグレーションを行っていきます。
Next ボタンをクリックします。
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