翻訳:Satoshi Client Transaction交換
次はこれ。
Satoshi Client Transaction Exchange - Bitcoin Wiki
分からない部分あり。
Satoshi Client Transaction交換
1 概要 2 walletの送信 3 定期的なアドバタイズメント 4 リレー 5 他の参照 6 脚注
1 概要 Satoshiクライアントはローカルで生成されたトランザクションをアドバタイズし、他のノードからのトランザクションをリレーします。この記事はトランザクションの交換を取り扱う操作について説明します。 トランザクション交換は、トランザクションが標準で有効の場合のみ行われます。
2 walletの送信 クライアントは定期的にmain.cppのSendMessages()を呼び出します。それはResendWalletTransactionsを呼び出し、ローカルに生成されたトランザクションを送信します。 このルーチンは前回から新しいブロックがあるか確認し、もし存在しているならローカルのトランザクションがまだブロックに入ってないか確認し、トランザクションを全てのノードに送信します。これは30分毎に行われます。 トランザクションは最後の受信したブロックより少なくとも5分以上古い場合再ブロードキャストされます。ソートされ古いものから順に送られます。
3 定期的なアドバタイズメント クライアントは定期的にmain.cppのSendMessages()を呼び出します。そこではメッセージがリモートのノードに送られるべきか決定します。それぞれのメッセージの処理の繰り返しにおいて、一つのノードが”trickle node”として選ばれます。このノードは適切であれば”addr"メッセージ受信する唯一つのノードとなります。 inventoryのセクションでは、クライアントはtrickleノードでなければランダムに決められた1/4のトランザクションのinventoryを送信します。この場合、全てのトランザクションを受信します。 ???????
4 リレー クライアントがトランザクションを”tx”メッセージで受け取った時、RelayMessageを呼び出し、それがRelayInventoryを呼び出して、他の全てのノードに送るinventoryをキューにいれます。
5 他の参照 transation broadcasting
翻訳:Satoshiクライアントのノード接続性
次はこれ。
Satoshi Client Node Connectivity - Bitcoin Wiki
同じく適当。
// <1 hour 10 min
// 1 hour 1 hour
// 4 hours 2 hours
// 24 hours 5 hours
// 48 hours 7 hours
// 7 days 13 hours
// 30 days 27 hours
// 90 days 46 hours
// 365 days 93 hours
翻訳:Satoshiクライアントの初期化とスタートアップ
- StartNode()
- サーバーとして動作する場合:ThreadRPCServer()
翻訳: Network
翻訳:Satoshiクライアントのノード発見
- “addr”メッセージは10個、もしくはそれ以下のアドレスを含む
- fGetAddrがノードにセットされていない。fGetAddrはfalseからスタートし、ノードにアドレスをリクエストした時にtrueにセットされます。そして、1000以下のアドレスをノードから受け取ったときにクリアされます
- アドレスはルーティング可能でないといけない
- 他の参照
EthereumのRelease
いよいよ今週、Ethereumのgenesis blockが生成されて動き始めます。
https://blog.ethereum.org/2015/07/22/frontier-is-coming-what-to-expect-and-how-to-prepare/
安定稼働して商用に使用できるようになるまでには、まだまだ色々起きると思いますが、Decentralizedなコンピュータが動き始める時ということで、もしかしたらITの歴史に残るタイミングになるかもしれません。
Decentralizedなコンピュータが存在し続けることが可能なのか、可能だとしたらそれがEthereumになるのか、誰にも分かりませんが、最初の一歩が動き始めたという感じです。
Ethereumが何かについてはこちらの記事参照。
ビジネスレイヤーとビットコイン
連続してモヤモヤしたエントリ。
前のエントリでblockchainが公共インフラになる可能性を色々考えてみたけど、やっぱり中々難しくて答えが出せない。 もちろん、ただの技術なので公的な所が運用すれば公的だし、会社が利用すればビジネスなんだろうけど。結局kawangoのビジネスレイヤーの話になっていくっていう主題は正しそうな気もする。
はてぶコメントで、「夢想家 vs. 陰謀論すき」ってあって、面白いなーと思った。特にkawangoと闘っている気はないんだけど。自分はこのブログでは夢想家なんだけどそうではない別の部分もある。
自分はエンジニアとして、オープンソースコミュニティに所属している部分と、ビジネスをやっている部分があって、一応、自分の中のルールで誠実と思えるルールで行動している。綺麗に分けられる訳ではないんだけど、ビジネスに関しては当然公開できない情報が多いので、ネット活動はオープンソース活動よりの立ち位置が大半になる。 Ethereumに関して一時期white paperを翻訳したりして活動していたのだけど、途中でどういう立ち位置の組織か良く分からないと感じて引き気味になった。あるタイミングで議論の末、NPOを選んだという発表はあったので何かしらのルールが決まっていると思うけど。
blockchain絡みのことに関しては、オープンソースコミュニティ側の自分から見た興味とビジネス側の自分から見た興味の両方があって、オープンソース側の方だけをブログに書いていたんだけど、kawangoの主題を考えて、やっぱりビジネス側のことも書いた方がいいんじゃないかって気がしてきた。
自分はハードウェア&ソフトウェアの開発者でIoT関連のことをやっている。この分野のビジネスを考えた時に自分が考えつく殆どの製品のビジネスモデルはIDやデータを大量に抑えた会社が勝ちという結論になってしまい、googleやamazonにやられて終わるって結論になってしまう。どうやって生き延びるかを四六時中考えている中、「そうならないストーリーがありそう」と感じる唯一の技術がblockchainで、そういう興味がビジネスサイドの自分にははっきりと存在している。
前のエントリで書いたように、インターネット上のIDを全ての会社より上位の存在にして個人の物にするというような社会的なコンセンサスと技術を創り出す可能性が少しあって、もしそれが実現した場合、現在のビジネスの支配関係を変える可能性が出て来る。まあblockchainの使うエネルギー量が大きすぎて何もできないっていう可能性も高いんだけど。。。 公共の物、オープンソースコミュニティの物、ビジネスの物、どれであっても結果を出すための競争があるんだけど、競争の仕方は全然違う。それぞれの立場で社会から認められてユーザーを増やさないといけない。
googleはwintelの支配から救うオープンな会社というイメージでどんどん成長した。確かにAndroid OSをオープンソースで公開してその上で活動するdeveloperのエコシステムを作るモデルを提供して素晴らしいと思う。しかし、コアの広告事業は何もオープンにはしていない訳で、支配者のmicrosoftが持っていた武器にオープンソースをぶつけることでその部分をコモディティ化して支配を奪い取ったという見方もできる。それは別に悪いことではなくて、皆そういう競争をしている。 そしてblockchainが現在の支配者達の競争力の源泉をコモディティ化する武器になると考えてシリコンバレーでもとてつもない額の投資が行われているんじゃないかと自分は感じてる。その時に本当に公的なのかビジネスレイヤーの話なのかは真剣にやらないと相手のビジネスモデルに呑み込まれる。それは別に陰謀論でもなんでもなくて、海外の本当に頭のいい連中というのはそういう勝負をしている。技術はそういう勝負の武器のひとつにすぎないと皆捉えている(当然、技術は理解できる前提)。 例えコアサービスが公的なものになったとしても、その周辺にはビジネスが沢山立ち上がる。そしてコアに発言権を持っているか、周辺ビジネスにどれだけ支配力を持っているかが大きな勝負になる。
日本のメディアはビットコインにスゴくnegativeなイメージを付けてしまった。本当にビットコインは投機と金儲けの欲望で作られていて価値はないのか?と考えると自分はそうではないと感じる。かつて大学の先生と話をした時に「通貨の定義は皆が通貨と思うもの。トートロジーな感じだ」という話を聞いて面白いなと思った。ビットコインはkawangoが言うように誠実ではないやり方で思い込ませたのかもしれないけど、現に数千億の価値がついている訳だし、国家の通貨だって、通貨と信用させるために軍隊という暴力を持っている面もある。それにP2Pで価値交換ができるという"実証"を成し遂げた訳で、夢を見せた原動力の一部は本物だ。そしてその創り出した価値から会社が生まれて本当の価値になろうともがいている最中なんじゃないかと思っている。
ビットコインの生み出した価値を完全に利用して、もの凄い額のVCの投資も加わって、本当にゲームチェンジの最大の武器になると考えてチャレンジしに行っている状態なのに、日本はビットコインは犯罪に使われやすいどうのこうのとかくだらないことやっている。くだらないは言い過ぎだけど、チャレンジを萎縮させている。
なので、kawangoの「ビットコイン界隈は欺瞞だ!」っていうことから始まったこの議論を通して、さらにこの状況が悪化しないで欲しいなというのが自分の希望。このタイミングで本当の状況を周知したらいいんじゃないかな。 kawangoだってblockchainのポテンシャルは認めている訳だし、ビットコインが創り出した数千億の価値を日本だけが利用できない状況になると、そこから本物が生まれた時に経済的にボロ負けになってしまう。